久々の通常更新となる。というか更新自体が久しぶりだ。緊急事態宣言を受け私のブログも自粛しており、婚活といえばもっと自粛していた。そうして引きこもってる間に29歳を迎えてしまったのだった。自粛の鬱屈とした生活の中で迎える独身の誕生日はなかなか心にくるものがあり、クセになりそうだった。節目となる30歳の誕生日も電波の入らない山奥かどこかで迎えたいものだ。
仕事も基本的に在宅勤務なので、完全に引きこもり状態である。まあ下請けのSEに「在宅してんじゃねえよ!」と怒られたがそれは割愛。ゆえにここしばらくは女性と会って話した記憶がないし誰しも今はそういう新規の出会いは休業だろうと思っていた。
ところがインターネットを見ていると「自粛でどこもいけないからおうちで会おう♡」と言ってやましいことをしているオフパコ勢が無限にいて、私がこうして真面目に自粛している意味や、そんなやつらがのうのうと過ごしているこの卑しい世の中で生きていく意味がわからなくなった。
そういったネットオフパコ勢にもとどまらず、最近では中高生でも妊娠の相談が増えてきているという。外出自粛とはそういう意味ではない。内出も自粛していただきたい。
ともすれば私の半分程度しか生きていない子らが妊娠をする・させるというのは本当に信じられない話ではあるが、そしておそらくそれは99%計画的な子づくりではないだろうが、それでも私が彼らと同じ年齢の頃はもちろんのこと、29歳となった今でも到達できていない境地に彼らがいるというのは真実なのだ。何を言ったところでモテない人間の負け惜しみでしかない。子供を作ってしまったことはしょうがないので、あとは自分のやったことに責任を持っていただければそれでいいと思います。コロナのせいにしたりしないでほしい。
そんな他人の子作りのことはさておき、最近ひょんなことから私は地元の知り合いの看護師ギャルとLINEをしているのだが、そこで「陰キャ」という単語が出てきた。私はこの陰キャ、陽キャという言葉があまり好きじゃない。「お前が陰キャだからただの僻みだろ」と言われたらそれまでかもしれないが、陰キャという言葉は往々にして大人しかったりオタク気質な人を蔑むときに使われる言葉(実際今回の文脈でもそういう使われ方をしていた)であり、そうやって人のスタンスや生き方に対して陰とか言うのはどうかと思う。人とワイワイせず静かに過ごしたい人なんていくらでもいるし、自分たちが陽キャだ、カースト上位なんだと思いたい人ほど人を陰キャだのとカテゴライズする。人の生き方を陰とか言うな。こんな歪んだ陽キャ像なのは私の経験が影響しているのかもしれないが…とにかく真の陽キャは人のことをとやかく言わない。
ちなみに私もそのギャルには「バスケもバンドもやってるのに陰キャなのウケる笑」と言われたがさっぱりウケない。ウケるくらいならどうにかしてくれ。
しかしギャル曰く(子曰くみたいになって面白い)、陽キャは陽キャでいることに疲れているケースもままあるそうだ。陽キャと呼ばれる類の人間のほうが人の目を気にしてかえって疲弊しているのではないか、そういった人たちがバカにしているいわゆる陰キャのほうが実は健やかな日々を送れているのではないかと喧嘩覚悟で言ったところ強く肯定された。そのギャルは実は陽キャの人間関係に疲弊していて知り合いのいない遠くへ引っ越したいと言っており、陰キャ美女に生まれたかったと言っていた。美女の陰キャが一番誰にでも愛されるからだとのこと。
そのやりとりをしていて最初から最後まで陰キャだの陽キャだののカテゴライズにしょうもなさを感じていたが、いわゆる陽キャ(というかここで書いている陽キャはもはやパリピのイメージ)は自分に自信がなくどうにかして自分に納得をつけるために陽キャを演じているケースも多いようだ。そんなことのために大人しいだけで陰キャとバカにされる人を無駄に踏み台にするな。
さて、その逆、「陽キャうぜえ」と言って陰湿な言動ばかりの本当に陰と言われても致し方ないような根暗な人もいるだろう。そういった人は確かに後ろ指を指されてもしょうがないかもしれないが、陽キャ陰キャのカテゴライズはしてほしくない。私はとにかく良い人だったり面白い人がパリピのノリに合わないだけで陰キャと誹りを受けることに我慢がならないだけなのだ。
人をカテゴライズするならばその分類はクソと非クソの二択くらいでいい。あんまり人をとやかく言わんでくれ。私を陰キャと言わないでくれ。そんないかにも陰キャらしい卑屈な願い。