3度目の退職エントリなるか

久々すぎて書き方も忘れているブログです。
今回は掲題の通り、3度目の転職をするか悩んでいるという記事になります。
文字に起こすことで自分の頭の整理にもなるし、読み返すことで考えを深めることもできるし、将来また転職を考えたときの判断材料にできると思い、書き残すものです。
別にブログじゃなくてもいいだろと思うかもしれませんが、それはその通りです。
1回目、2回目については下記をご確認ください。
・1回目
・2回目
社会性のない私を許してください。

今何をしてるか

ざっくり言うとITの自称ベンチャー企業(もはやただの中小企業)で、業界問わずBtoBでの自社製品の営業担当。商材はクラウドサービスが基本だが、場合によってはオンプレミスでの構築提案もしたり、インストール型のソフトウェアも商材に含まれる。一応リーダー職。
あとは弊社にはろくなマーケ担当がいないので、マーケティング的な仕事も一部担っている。

現在の働き方、環境

休日はカレンダー通り、労働日は時間固定の1日8時間勤務。原則毎日出社で、服装は本当に自由。退職済の先輩は以前アニメのフルグラTシャツを着てきたこともあった)。顧客と話すときに失礼がなければOKなので、お客さんが来た時用にとりあえずジャケットを職場に置きっぱなしにしている。
営業スタイルは完全にインバウンドで、テレアポや飛び込みは一切無し。商談も全てweb。ただどうしても対面を要求するお客様は稀にいるのでその時のみ外出。
自席がめちゃくちゃパーテーションで区切られてるので、出社しても半個室みたいなところで作業してる感覚。なので何やっててもまあ大丈夫。イヤホンは様子見ながら。やることなければブログ書いてても大丈夫。
水、お茶、コーヒーなど無料。お菓子もある。喫煙所はない。
残業は本当にない。見なしで数十時間分の残業代がついているので、無理に残って残業しても残業代がつくことはない。そして残業しなければ終わらないというほど仕事はない。社内MTGも必要最低限で、煩わしい書類仕事もなく、前職の歴史ゆかしきSIerと比べて効率的な仕事の仕方ができていると感じる。
営業担当も領域ごとに専任のような形で、営業内でチームを組んで案件を進めるということもない。上司は完全に放任。完全な個人商店状態で、スケジュール次第では当日突然休むなんてこともできる。営業なのに社用携帯もないので、退勤したら仕事のことは何も考えなくていい。ノルマも実質なし。
それでいて一定のシェアはあって大手の顧客も多くいて、裁量がクソデカなので思ったことはなんでもやらせてくれるし、社長へ直接意見したりできる場もあり、会社の歯車感はなくある程度自分が経営に携わっていることを感じつつ働くことができる。

こう書いていると完璧な労働環境のように思える。社内の人間も「当社のこの緩さや自由さは年収100万分に相当する」と言っていた。わかる。
こんな会社を辞めようか悩んでるというのだから本当に申し訳ない。転職志望者がいればリファーラルでお互いにお金貰えるのでご連絡ください。

何故転職を考えるのか

理由はだいたい下記列挙の通り。

①給料が高くない
まあ正直低いと言ったら怒られる給料だとは思うが、身の回りの友人知人らの会社の30代平均年収(openwork調べ)よりは大きく劣る。やはり高校・大学の知人はみんないいとこに勤めてしっかり稼いでいるなあと日々感じている。その中には尋常じゃなく忙しそうな人がいたりもするが…。
一切残業してないので残業してない割にはそれなりに貰えてると考えることもできるが通勤時間考えると在宅で通勤時間分残業したほうがマシだし、パートナーとの年収差や見栄の問題で家計の負担が大きく自分に偏っていることもあり毎月カツカツ。酒に金を出すことには一切躊躇しないが、その他は割と何をするにも金のことを考えてしまう。何より金銭感覚の違いで友人らと話や遊びの予算感が合わなくなってしまう可能性が怖い。
ちなみに今の会社は給与水準がかなり低いためどうやら自分はわりと貰っている方らしいが、更に給料を上げるにはマネージャー相当のポジションになるしかなく、その席は現マネージャーが消えない限りは空かない。マネージャーを消せば解決する課題ではある。

②リモートワーク完全NG
仮にもベンチャーを名乗るSaaSベンダーが、こんな自由な働き方をしているにも関わらずビジネスサイドの人間は在宅勤務は完全に禁止されている。自由なのに不自由。そしてなぜかエンジニアは週3日の在宅勤務だが、待遇に差はない。さすがに不公平。
この業界ではもう週に数日のリモートワークが当たり前になってきていて、打ち合わせで他社の人に「毎日出勤してます!」と言うと驚かれたり笑われたりする。それゆえに転職で弊社を選ぶ業界経験者がほぼおらず、中途の採用が全く捗っていない。フル出勤に抵抗のない業界の出身の未経験者ばかり応募してくるが、生意気にも弊社は未経験者は採用しない方針。「給料もテレワークもないのに応募があるわけないだろ」と採用担当が嘆いていた。採用面で弱すぎるからテレワークOKにしてくれと社長に直談判するも却下された。
純粋に在宅勤務をしたい、出勤だるいという気持ちももちろんあるが、それ以上に無意味に出社を強いる会社へのエンゲージメントの低下が大きい。実際会社で人とほとんど喋らないし、何で出社してんの?という気持ち。

③ヤバい人が多い
長く在籍してる人は難ありの人が多いし、新しく来る人も半分くらいヤバい。採用の打率低すぎ。稼働してない社内ニートも結構いる。人事の見る目がないものだとばかり思ってたが、話を聞いたところろくな応募もなさそう。薄給で在宅NGのところなんてそうそう来ないよな。優秀な人はサラッと抜けて良いところに転職していく。先述のフルグラTシャツの先輩も社内の人間に嫌気がさしてエリート組織に転職していった。
前の上司は挨拶も仕事もしないがセクハラだけはする人間で、さすがに看過できず偉い人に訴えて実質クビとなった。隣の部署のマネージャーは全社員から嫌われてるし人間としておかしすぎるし(常におかしいので特徴的なエピソードが逆に出てこない、悔しい)なぜマネージャーになれたのか謎だしそんな評価をしている会社もおかしい。どうやったらこんなキモい人間になれるんだよと毎日感動させてくれるので良い刺激ではあるが、それ以上にそんな人間と同僚でいることが恥ずかしい。
ちなみにクラウドのエンジニア陣もかなり歪んだ性格をしてるが、クラウドエンジニアで性格の良い人はこれまで見たことないので弊社に限らずそういうものだと思っている。
小さい会社だとキャリアパスというものもろくにないため、ヤバい人に囲まれたときの逃げ場が本当にない。逃げ出すか追い出すかしかない。ベンチャーに行くときは人をよく見て選ぶべし。

④プロダクトがイケてない
まじでダサいし開発スピードもあまりに牛歩。時代と競合に置き去りにされること間違いなし。あと内容もつまらない。提案する営業としては製品がイケてないことが一番精神的につらい。ビジョンと事業内容の不一致もひどく、そこは一致してないと自分が働いている目的がブレる。


という現職のネックを解消するという目的で考えると、当然上記の転職検討理由をクリアできるものになってくる。
ただ、現職のように残業がないこと、自由であること、裁量が大きいことというのは忘れてはいけないポイントである。それを求めて現職に入ったのであって当初の目的は達成できている。そんな会社を辞めようというのか。悩む。

転職活動方針・状況

まず方向性から。SIerには二度と行きたくないので却下。日系大企業も懲り懲りなので却下。コンサルも嫌いなので却下。ということである程度年収稼げそうな3つがいきなり消滅した。金に縁のない人生だった。
ということでベンチャー色の強いSaaS系で、且つ意識が高い高いしていない落ち着いた雰囲気で、且つプロダクトがイケてて共感できて、且つリモートワーク多めの会社で絞ることにした。しかしどうにもこの業界は給料が低く(SIer、コンサル比)、管理職ではないと求める給料が貰えない求人が多い。その中で比較的給料の高い会社を探して応募することにした。

(…とはいいつつ待遇に目がくらみ試しにJTC的なザ・大手企業にも3社ほど応募した。なんならあっちからスカウトがあった。そしていざ応募してみたらどれも「転職回数が多い」で書類で落ちた。バカにしてんのか?)

まあ、そういった古来からの大手さんを除くと割と経歴のウケがよく、書類が結構通る。しかし毎日出勤していて且つ有給休暇もほとんど残ってないので日中の面接ができず、面接の滞納が発生している状態なのがつらい。
そして面接が通ったと思ったら「じゃ次はリファレンスチェックね」などというケースにも遭遇した。
リファレンスチェックとは私がこれまで一緒に働いたことのある人を複数名指定して、その人が30分くらい時間をかけて私の働きっぷりや経歴のアンケートに答えるという最先端()の採用のプロセスで、なんと回答者は身分証明書のアップロードまで必要とするという徹底ぶり。そして回答してくれた優しい方には見返りはない。
実際現職の人にお願いしたら「転職活動してま~す」と言うようなもんだし、前職の人に今更こんな面倒でしかないことをお願いするのはさすがに人としてどうなのって思うし、まあ心底やりたくない。この仕組みが好みじゃないし、そうなるとその会社と合わないということなので辞退しかない。

そんなこんなで苦労している点もあるが、気になる会社もいくつか見つかって選考が進んだりもしているので、本当に今後どうしようかなあという感じ。
仕事選びの基準として人生で何を求めるかという話もあるが、そんなもんはその時次第である。今はただより大きな幸せを掴みたいだけ。

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